ケイの凄春(7)

正気に戻った可憐の出奔……。
その意図を理解したケイは水術指南の地位を捨て、武士を捨て、一路あてどない捜索の旅へ出る…。
冤罪の疑いを晴らしたケイは一路、信濃路から上州路へと可憐の消息を追う。
上州草津の湯に近い六合村――、ここで二人には再会の機会があったのだが……!?出奔した可憐は女衒を束ねる男、仲町怒生のもとにあった――。
固く閉ざされてしまった可憐の心と身体を怒生は開かせようとするが……。
ケイさまに会いたい――。
可憐のその思いが吉原の総元締たる怒生を燃え立たせた!! 雪深い草津から一路江戸へ……新展開の時代ロマン。
花の吉原で消炭稼業をするケイ――。
一方、雪深い草津から怒生と共に死線を越えて江戸を目指す可憐――。
再びめぐり会う日はあるのか……!?続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60006369